2月10日 清酒の楽しみ方 玉乃光酒造(株) 金子真一 講師

       脳トレ・筋トレ・笑ツトレ スポーツレクリエーション指導者 島野哲司 講師


【清酒の楽しみ方】

今日の授業は日本酒について。呑兵衛さんが多いということだろうか、いつもよりも活発な質問が出ていたように思う。日本酒は海外においては和食ブームと共にその価値が認められ、輸出数量は12年連続で輸出金額最高額を更新している(2022年1月28日に公表された財務省貿易統計)、しかし喜んでばかりはいられない。国内に目を転じると著しく日本酒離れが進行しているデータもある。講師の話では現時点で全国に酒蔵は1200蔵ほどあるそうだが、昭和の時代には4000とか5000の蔵があると聞いたのを記憶している。激減だ。この状況はヤバイ。日本酒文化は絶対に衰退させてはいけない。もっと日本酒を飲もう!! 

玉乃光は京都・伏見の酒蔵だが、創業は和歌山。後に水処伏見に移り2023年で創業350年を迎える老舗。昭和30年代三増酒が主流だった時代に本来の日本酒は純米酒だとの信念のもと業界に先駆けて純米酒を復活させたという。

(三増酒(さんぞうしゅ)=米不足の時代に、醸造した日本酒にさらに2倍の醸造アルコールを足し、結果的に3倍の量の酒を造ることからそう名付けられた。糖類や酸味料も添加していた。これらは悪酔いの元)

 

しかし気になるなぁこの4本。先ほど触ってみたら飲み頃に冷えていた。

 

 

 

 

 

 

 

金子講師は転職でこの世界に飛び込まれたそうだ。


日本酒は米、水、酵母で醸される。このうち酵母についてはほとんどの酒蔵は日本醸造協会が頒布する協会酵母を使用している。実は日本酒の風味に大きく影響するのはこの酵母の香気成分と酸 だそうだ

左は食用米、右は酒米。粒の大きさが異なる。酒米は心白の部分が大きい

日本酒の甘い辛いを判定するのに”日本酒度”という指標がある。+5とか-3という風に表す。プラスにいくほど辛口、反対にマイナスは甘口となる。これは日本酒の液体としての比重を計っているだけなので、実際に味覚として感じるのとは異なりあくまでも目安。実際に飲んだ時に感じる甘辛がその人の甘い辛いだ

 

 

日本酒は真ん中の白い部分(心白)で造られる。それ以外の周りの部分は糠として取り除かれる。この部分が残っていると雑味になるといわれる。

日本酒は温めてよし、冷でよし色々な温度で楽しめる世界でも珍しい酒。この表では5度から55度まで10段階になっており、それぞれの温度帯に名前がついている。

55度は”とびきり燗”、5度は”雪冷”というらしい。何とも楽しい酒

 

 

 

 


日本酒はその味わいの系統として4つに分類される。

1)爽酒・・・すっきり爽快なタイプ
(2)薫酒・・・香り
が華やかでフルーティーなタイプ

(3)醇酒・・・コクがあるタイプ
(4)熟酒・・・重厚な味の、いわゆる熟成酒

           いよいよ試飲 (^^)/


脳トレ・筋トレ・笑っとれ

老化を遅らせるには70代の生活が大事。よい習慣がその後の人生を救う。


この文章の中にあいうえおはいくつありましたか?

                      脳力チェック! Start


講義の中でこの”いきなり結論”が眼にタコができるほど何度も出て来た。

                        講師は後期高齢者だというが、動きは若い


     老いは足元から忍び寄ってくる。足を鍛えよう。片足立ちは凄く運動量のあるトレーニング

     1分間の片足立ちを1日3回実行しよう